制度一般

 キャッシュバランスプランとは、加入者ごとに仮想上の勘定(銀行の預金口座のようなもの)を設けて年金原資を管理するしくみです。実際には、事業所から毎月定額の掛金を納めていただき、基金では掛金額を取りまとめて運用会社に委託して加入者ごとの仮想個人勘定に配分します。その残高に対して付与される利息は、10年物の国債の応募者利回りの年平均値(上限4.5%、下限1.5%と設定)を使って計算します。利回りは毎年4月1日に見直されます(直前の12月末日以前1年間の平均値を採用)。そして、掛金額と利息額の退職時点の元利合計額が年金原資となります。